導入実績 DXコンサルティングの最前線:業務課題と”あるべき姿”をデータ統合基盤で可視化

DXコンサルティングの最前線:業務課題と”あるべき姿”をデータ統合基盤で可視化

株式会社Mt.SQUARE

「テクノロジーでワクワクする未来を創造する」をミッションに、最先端のシステム開発コンサルティング、web3サービスなどあらゆる企業向けDXサービスを展開するMt.SQUARE社。同社はコンサルティングのノウハウを活かした課題解決力を強みに、あらゆるテクノロジーの提案・開発、課題解決を行ってきました。


コンサルティングからSI、データ分析、企業DXをまるっと提供するMt.SQUARE社ではどのようにデータ統一クラウドSrushを使っているのか、日本企業に散在するDXの課題についてお伺いしました。


スピーカー


株式会社Mt.SQUARE


執行役員 DX事業部CSO 山口様 


DX事業部 事業推進ユニットSales & Consultingチーム 佐藤様 


DX事業部 事業推進ユニットSales & Consulting チーム 松丸様

導入前の課題


  • データ統合基盤を構築するために必要なツール選定コストが高かった

  • クライアントごとに様々なツールからデータを抽出できる仕組みを開発する人的コストを抑えたかった

  • 当時有力な候補だったAWS  のデータ連携サービスだと採算に不安があった

選んだ理由


  • 今までのデータ分析ツールでは無かったオールインワン分析ツールであること

  • 開発コストをかけることなく、クライアント利用中の様々なツールからデータ連携ができること

  • データ統合・加工機能の体験が優れていること

導入後の成果・効果


  • 点在したデータの自動集計を実現し、複数案件への展開に成功

  • データの統合基盤を低コストで構築できることにより、安価で高品質なコンサルティングを実現

  • 現実で起こることの予測をSrush上でシミュレーションが可能(デジタルツイン)

日本企業のDXを阻む課題感

Mt.SQUARE様の事業について改めて教えてください。

佐藤:主に企業向けDXサービスを全般的にやっています。5つのメイン事業があり、DXコンサルティング、受託開発、クラウドPOSレジ、web3サービス、SES事業などで包括的に対応させていただいております。

日本企業のDXを阻む課題感

クライアントが未来を見据えてワクワクしながら働ける環境をテクノロジーで実現する活動を行っています。

我々のチームではSrushとBPEC(業務可視化・業務改善支援ツール)を活用したコンサルティングを行っています。

*クライアント

業種

従業員数

年間売上

A社

外食産業

500名

100億~

B社

外食産業

2500名

200億~

C社

外食産業

1300名

1000億~

D社

食品産業

8000名

6000億~

*Mt.SQUARE社がSrushを提供しているクライアント様例

クライアント様の業界の課題としてはどのようなものがあるのでしょうか。

佐藤:外食産業の大企業では部門ごとの部分最適でツールを導入してしまうため、データがバラバラに存在し、みんなが一つのデータを見られないという課題があります。また、データだけではなく紙も存在していたり、独自のマスタが乱立していたりと、点在してしまっているデータをどのようにまとめ、活用するかという課題を持つ企業が多いです。

ある企業では人事管理ツールだけで5つあり、部署ごとに使用しているため統一もできていませんでした。イメージとしては、機能豊富なパッケージツールのたった一つの機能のみ使用といった形です。

松丸:そもそもツールを1つにしようという意識がないことがほとんどです。部署ごとにこれが欲しいと言って探して、一番良いと思ったものを入れていった結果いろんなツールが乱立してしまい、それをまとまったものにしようという意志がないまま進んでしまうため、データの一元化から遠ざかっています。

佐藤:このようなことが起こる背景として、ツール導入担当の方が辞めてしまったり、社内システムに詳しい方がいなかったりと、管理者がいない状況によることが多いです。

この課題は人材不足から起こるものでしょうか。

佐藤:そもそものリテラシーの問題もあると思います。クライアントの経営陣もスクラッチでシステムを作ったが、作った担当者が辞めてしまいブラックボックス化したといった事もあります。

経営層からDXをするようにと指示を受けたが、ツールを選ぼうとしても山ほどあるからどれを選んでいいかわからないといった感じです。

松丸:Mt.SQUAREへはそういったDXの推進支援や、業務整理に関するコンサル相談が増えており、BPECでクライアントの業務構造や業務内容を調査・整理してからSrushをデータ基盤として活用しながらコンサルティングさせていただくという案件が増えてきています。

Srushの活用についてもう少し詳しく教えてください

山口:弊社では基本的にコンサルティングの際に、データ統合基盤のツールとして使っています。

佐藤:クライアント向けとしては労働時間、販売実績をもとに売上日報、異常値管理や販売予測をつなげての比較などを行っています。

松丸:クライアントから弊社への依頼としては、データ処理を最初から最後まで一気通貫で全自動化したいという要望が増えています。

クライアントで行われているバラバラな集計を常時自動にできるようにしてSoI(System of Insight)のデータ基盤として使っています。

Srushとのかかわり

Srushを知ったきっかけについて教えてください。

佐藤:A社のコンサルティングを行っている時に、A社から「こんなもの知ってますか?」と共有を受けてSrushの話を伺ったのがきっかけです。最初から山口が食い入るように聞いていて、打ち合わせ予定時間を延長して話を聞いていました。

色々なツールがある中で、なぜ敢えてSrushで進めていただけたのでしょうか。

山口:メジャーシステムは大体知っていたのですが、ETLを含めたワンセットのツールは今までに聞いたことがありませんでした。また、データシート機能が非常に良く、担当営業の方のプレゼンも好印象でした。

同時にAWSのデータ連携サービスを検討していましたが、非常に高価だったため、新しく汎用性がありそうなSrushで進めたいと感じました。

佐藤:大変な作業であるマッピングを、Srushは打ち合わせ中のデモで見せてもらえたのが好印象でした。

山口:A社は色んな種類のPOSを活用していたため、それぞれのデータの連携に課題を感じていました。そんな中でSrushを使い、統合POSデータのフォーマットを作ろうと考えました。我々のクライアント様は外食が多いので統合POSデータフォーマットを開発できれば、他の企業様にも展開できるなと思いました。

Srushは多くのサービスとのデータ連携を標準機能として備えているため、1つの案件に留まらず、幅広い領域に使えるという感触を得ました。

パートナーとしてみたSrushの良さを教えていただけますでしょうか。

山口:Srushはバージョンアップの速度が速くて助かります。

MTQ様導入事例3

松丸:Srushを使い始めの頃に一度Srush上のテーブル(店舗マスタ)を全部消してしまい大変でした。その際はSrush側で復旧してくれたのですが、後から消去したデータシートを復旧できる機能がリリースされるなど、Srushは案を出せば実装してくれるのではないかという期待感をもって活用できています。

佐藤:実際に導入してからも良い機能が増えました。

山口:iPaaSみたいな機能があればいいなと思っていたら実装してくれていました。データを吐き出す先が複数ある企業への提案に役立っています。

佐藤:言ったらやってくれる安心感があります。クライアント様にiPaaS機能を紹介した時は「ますます何でもできるようになる」といった感想をいただきました。

山口:SQLを書かなくていいのがいいと思います。

佐藤:私はSQLが書けるのですが、Srushは結合がすぐできるし、もしかしたらこれもできるかも、といった思い付きがすぐに試せるのでありがたいです。クライアント様からの要望もすぐに実現できました。この辺りにノーコード故の良さがあると考えています。

企業DXにおけるSrushの活用展望

改めてSrushを使ったこれからの展望について教えてください

山口:外部DXと内部DXをつなぐ役割、SoI(System of Insight)をSrushに期待しています。

実現していきたいことは2つあり、1つ目は製造業の現場で、手動で行なっている需要予測などを全部自動化して、Srush上でシミュレーションしたものと、現実で実行したものの差異を取り込むサイクルを回してデジタルツインを実現していくこと。

2つ目は、データ分析を行い、本当に利益がでるかといった経済合理性があることをみんなで合意できる仕組みをクライアントに提供することです。

製造業の現場では、突発的な非常時に増産か否かで生産と販売と物流で意見が分かれることが多くあります。これは生産による社員のオーバーワークや在庫の借庫が増えることによるコストの増加、生産ラインに負荷をかけてまでやるほど利益がでるかのシミュレーションと判断が難しいからです。

この2つの話をすると正直どこでも欲しいと言われます。

企業DXにおけるSrushの活用展望

DXのあるべき姿について教えてください

山口:お客様のやりたいことは、課題を見ることではなく、課題を解決することだと考えています。

現状を可視化しただけでは、「ああそうなんですか」で終わってしまいます。課題を可視化してそこに対して施策を作るためにはあるべき姿がないと課題が出てきません。なぜやるのかをまずは明確にして、SrushとMt.SQUAREのコンサル力を合わせてデータ統合基盤としての活用をしていこうと考えています。

山口様、佐藤様、松丸様貴重なお話をありがとうございました!

■山口様からSrushの紹介記事を執筆していただきました。

https://note.com/seiichimtq/n/n0849d99fa4ef

Srushパートナープログラムのご案内

Srushは、データ分析の最前線をリードするデータ統一クラウドを提供し、パートナー企業様と共に成長することを目指しています。 データ管理や活用、集計業務に限界を感じているお客様の課題を解決したいというコンサルティング会社やSIer、マーケティング支援会社のお悩みを一緒に解決できるようサポートしてまいります。パートナーシップを通じて、貴社と貴社のお客様の飛躍的な成長を一緒に実現させましょう。 詳細は以下パートナープログラムご紹介ページをご覧ください。

https://www.srush.co.jp/partner

 

■株式会社Mt.SQUARE 会社概要

会社名 : 株式会社Mt.SQUARE

所在地 : 東京都千代田区丸の内1-8-2 鉄鋼ビルディング5F

代表者 : 和田 洋

設立:2015年7月14日

事業内容:DXコンサルティング、受託開発、クラウドPOSの販売、SES事業を展開

会社HP https://mt-square.co.jp/

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