営業コンサルティングも行っている同社は、自社のマーケティング・営業の効率化や最適化を常に図っている。そのなかで課題に挙がっていたのが「データを活用したマーケティングやセールスの強化」だった。元々、CRMを導入していたものの、リードごとの商談の「転換率」や「失注率」、その失注理由などのデータの収集が困難なうえ、スプレッドシートで田所氏が毎週データを整理しなくてはならない状況だったのだ。
「Sales Rush Boardを導入することで、見えるようになったデータはたくさんありますね。特にリードの転換率から失注率、失注理由などが明らかになったことはとても大きなインパクトでした。アポイントの質の改善はしばしば議題に挙がっていたのですが定量的な数値が少なく、個々のメンバーも『そろそろやらないとなぁ』とは思う程度になっていまいた。ただ、Sales Rush Boardで収集したデータをデイリーで示すことでより具体的な改善施策の戦略、戦術が現場にも浸透しやすくなりました。その結果、売上の向上も実現しています」
現在、リアルタイムで収集したデータをSlackに連携し、セールス・マーケティングのチームに自動的に配信している。その目的はデータを見る「意識付け」だという。
「従来から毎週のメンバー会議で情報を共有していたのですが、定量的なデータが少なかったこともあり、個人レベルへの『落とし込み』が不十分だと感じていました。そこで収集するデータの拡充とともに、Slackの通知機能を使ってデータを見る『クセ付け』を行いました。まだ浸透中ではあるものの他人の案件との数値を比較するメンバーが増えており、少しずつ意識改革ができていると感じています」
従来は毎週2時間以上をかけてスプレッドシートの情報を整理し、会議に備えていたという。Sales Rush Boardを導入した結果、自身の作業時間の半減を実現した。さらにマーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、CSが都度、データを作成、更新したものを一元管理できるようになったため、組織的には非常に大きなムダの削減を図れた。このように定量的なデータによる会議の質の向上と効率化を同時に図れたことはSales Rush Boardの大きな魅力だと語る。
「Sales Rush Boardのプリセットは豊富ですが、導入に際しては色々とカスタマイズを要望しました。自社の環境に合わせるための細かなやりとりも多かったですが、サポートの担当者の方とSNSで繋がれているのでとてもスムーズでしたね。導入当初から約3カ月という期間で生産性の効率化を実感できたのも、弊社のコンサルティングと同じく本当の意味で『伴走』してくれたからだと思っています」
今後は、リードの獲得から商談にかかった時間の見える化も図るなど、Sales Rush Boardの導入で得られるようになった数値をさらに深堀してよりハイレベルなデータ活用に取り組む方針だ。
「取り組みの成果を円滑に可視化できれば、PDCAサイクルをより効果的に回せることを実感できました。運用カスタマイズも込みでサービスを受けられるので、小さな変更は自社、大きなものはサポートにお任せするなど柔軟な対応ができるのも大きな魅力です。今後もぜひ一緒に伴走していただき、より良い環境を構築していきたいです」
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会社名:株式会社OneColors
代表者:代表取締役社長 末廣 樹理菜
事業内容:組織コンサルティング、 営業コンサルティング
本社:東京都港区西新橋2-9-1 PMO西新橋ビル5F
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